演劇観劇 谷間の百合

http://instagram.com/p/cWdkdUHqXG/

みてきたでっ!すごいおもしろかった!


今日は、美容室グラムでの、水族館劇場のお芝居、谷間の百合を、みにいってきました。

水族館劇場さんは、私初めてみたし、私、演劇をみたのが、久々だったのです。

大学生の頃は、大学二年生になったとき、仲良くしてくれた友人が、福岡のアングラ演劇をしており、それをみにいくことは、わりとあったのですが(劇団仮面工房という劇団でした。)あとは、本当、劇団四季を、何回かみたくらいで、本当私、芸術の中では、演劇は疎い分野なんです。


で、今日は、久々の観劇、おしゃれして、気分を盛り上げつつ行ったのですが、いゃ〜、、、実に素晴らしかったです。私、本当に感動しました。


美容室グラムの中の舞台で、最近に45分くらい、人魚にまつわる、朗読の一人芝居と、バイオリン演奏の、演劇(?)があったのですが、私、演劇のアングラさというのがどうも苦手だったんですが、レベルが高いものって上質なんだな、、と着物姿の美しい女優さんの演技や朗読や、演奏を楽しみました。暗闇の中、蝋燭にうつしだされる、着物姿の女性がとても、耽美で美しかったです。


15分くらい休憩をはさんで、次の芝居がはじまるのですが、今日、会場整理していた、けっこう、おとしの男性が、ただ者ならない風格があり、会場整理の力技や、会場整理の様子がなんだか、とても、おもしろかったです。おもえば、演劇って、演劇の舞台にたって、演じる役者さん意外にも、涙ぐましい、演劇にたいするおもいや、裏方さんの努力があるんだなぁ、とおもいながらみておりまして、実は、それは、自分のしている、美術の世界でも、やはり、裏方仕事をする人っていうのがいまして、私自身は、やはり、そういった、表舞台にたつ意外の人っていうのは、やはり、すごいなぁ、とおもいながらみてましたが、実はこの会場整理の人って、劇団の重要なポジションの人だったのかな?あとで役者の紹介もこの人がしてたし、とにかく、すごい風格のある人だった。


谷間の百合ですが、水族館劇場の中では、わかりやすい芝居らしく、演劇に詳しくない私でも、グッとくることができたのと、実は水族館劇場というのは、大掛かりな舞台が評判あったりするらしいですが、みて初めていう私が生意気なことをいうのもなんですが、今回は、大掛かりな仕掛けがあるというよりは、役者さん一人一人の演技が、光っていて、輝いていて、すごくよかったです。


舞台になるのは、釜ヶ崎の、ストリップ劇団で、伝説のストリッパーのお話なのですが、描かれている世界が、本当、ダークなんです。人生のダークサイドを歩く人間しかでてこないと言ってもいいくらい、役者さんそれぞれが演じる役が、みなそれぞれに悲惨なんですが、みな、暗く、耽美な輝きがあるのです。

やはり、私自身は、エロテックなものや、エロチシズムへの憧憬がかなりあるので、主演の女優さんのクライマックスシーンが、一番、綺麗で輝いていて好きなんですが、自分自身が知っている人や、話したことがある人も、三人くらい、舞台で、役者をしており、みな、演じる役柄は、けっしてかっこよくはない役柄なのに、みな輝いていて、本当にかっこよかったです。やっぱり、私は、表現をする人の輝きに、よわいというか、すごい感動しました。


ラスト近くなり、主演の女優さんや、ヤクザもの男子を演じる演技に、自分自身は、今までの、自分自身の人生の何らかを投影してしまい、本当に、目がしらがあつくなってしまい、暗がりの中、繰り広げられる演劇の世界が本当に素晴らしくて、本当に心の底から感動しました。演劇をみて、このような気持ちになったのは、初めての経験でした。


最後の役者さんがでてきて挨拶に、会場全体が拍手しており、自分自身、いい刺激をうけたのと、演劇って、おそらく、本番のステージにたつ、努力や、そこに至るまでの過程が半端ないとおもうのですが、だれも、ステージをあとにするとき、文句や愚痴や、大変だった話はせず、お客さんに感謝の挨拶をのべる役者さんもおおく、みな輝いており、私自身、いい勉強になったなぁとおもい、予想外の、大感動の演劇でした。


私は、水族館劇場さんの、演劇をまた、みてみたいです。素晴らしいかったです。